「平のみき」製造販売をしている平食品工業所です!突然では,ありますが,平成24年2月末日にて閉店しました!昭和40年頃から「みき」の製造をして 最初は「びん」入りの「みき」から紙パックへの変更で現在まで,製造販売してきましたが,昨年の12月20日に創業者である 平 謙一の他界により後継者がいないため,勝手ではありますが,閉店にいたりました。「平のみき」を長期にわたり飲んでいただきありがとうございました。納品しているお店には,ご迷惑をおかけいたしますが,どこかよろしくお願いいたします。暑いね‐。こんな時は まあ一杯。スタミナがつくよ」。奄美市名瀬佐大熊町にあるレトロな工場で,平食品工業所の 平謙一社長(82)が,冷たいトロツとした飲み物を出してくれた。おかゆのような甘酸っぱい。奄美各地のス‐パ‐や商店で牛乳パックと並んで売られる伝統の発酵飲料「ミキ」だ。40年ほど前,ミキ造りを始めた平さんの工場では,朝8時から製造が始まる。すりつぶした生米を炊きあげ,サツマイモを加える。その後,1時間おきに様子を見ながら かき混ぜる。出来上がるのは翌朝4時。ミキサーにかけて完成だ。奄美市名瀬生まれの平さんは,コ‐ヒ‐牛乳などの製造を手がけていたが,缶ジュ‐スが出回り始めたころ,ミキ造りに絞った。「手間をかけるほどいい味が出る。この味を守っていきたい」と,妻のミヨ子さん(80)と切り盛りする。ミキは 一般的に「神酒」の字が当てられ,祭事の聖なる供え物をとして受け継がれてきた。豊年祭やユタ(神人)の行事などで欠かせず,集落によっては今も手づくりする。手軽に飲める紙パックのミキは,年配の人を中心に根強い人気を誇る。平さんは「栄養たっぷりで,ご飯代わりにもなる。暑い夏が一番の繁忙期。自分も飲んで,夏を乗り切りたい」と笑顔を見せた。2010年(平成22年)8月12日 南日本新聞 涼・感・人 九州・沖縄県紙交換企画
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